2011年10月16日から、このブログを書き始めました。 サマゴーンは、ラムカムヘン通りの北、ソイ110に位置する、 バンコクでも歴史が長い有名大住宅街(と言われているよう)です。 戸数、5000の、キング・プロジェクトで開発された、かなり大きなムー・バーンです。 ロングステイを一歩踏み込んだ生活となりましたので、 都心から離れ、しかし、まったくの田舎暮らしでもない、こういうところもいいのか、 と思って住み始めました。 さて、どんな生活になることでしょうか。

2017/02/19

トランプ・ジャーニーまだ入口、71歳、がんばってる?


ぼくが、初めて海外出張し、カナダに1年間ほど駐在したのは、

確か1974年のことだと思う。

英字新聞で、Nixon Quit! という大見出しの記事を目にした記憶があります。

ニューヨークヘ行く日航便で、国際電電の部長さんと隣同士になり、

そんなに若くして海外出張できるのは恵まれてるね、

国際電電でも入社4、5年で海外出張なんて、あまりないよ、

と言われたことも思い出します。

当時は、すでに日本人の海外旅行ブームが始まっており、

多くの若者たちが海外の経験を積みはじめていたころで、

アメリカやヨーロッパへのあこがれも強烈だった時代だと思いますが、

ぼくはそうした流れからは無縁で、外国人と話したこともなく、

田舎から東京へ出て、その生活になじむ方が、先決問題のころで、

この海外駐在も、あまり気のりする話とは受け取れませんでした。

いずれにしろ、まずはニューヨークについて、オリエンテーションを受け、

駐在先のカナダ、トロントに向かいました。

トロントで、最初に親しくなった同僚に、まず言われたことは、

「カナダでは良いけれど、アメリカに行ったとき、ヒッチ・ハイクは

絶対しちゃいけないよ、すごく危険になっている」

というアドバイスでした。

当時までは、映画などで、アメリカを旅するとき、

お金のない旅行者が、長距離運転する車を止めて、

最終目的地まで、乗り継いでいく、

または、自宅近所から他人の車をひろって、近場まで気軽に乗せてもらう、

という光景は、常識だった、ように思います。

それほど、アメリカは気さくで、安全な国だった。

本当に懐かしい気持ちがします。

先日、ふとしたきっかけで、オードリー・ヘプバーンの「ティファニーで朝食を」

をTVで見ました。

最初の場面に、主人公の無名のライターがニューヨークへやってきて、

自分のアパートの部屋に入ろうとしたが鍵がない、

一階下のヘプバーンの部屋に行って、電話を貸して欲しい、と頼むと、

ヘプバーンはすぐにドアを開けて、彼を室内に入れ。。。

今は、こんなシーンはありえない、社会になってしまった。


アメリカは、悪意に満ち、危険で、アメリカン・ドリームどころか、

隣人すら信用できない国になってしまった。

それは、何故?


浅学な僕には、問題が深すぎて、わからない。

普通のアメリカ人は教会に行かなくなった、という声を聞いて久しい。

アメリカ国民の構成は、すでに白人人種を有色人種が超えている。

産業の空洞化で、アメリカの体力が落ち、国内回帰を課題とした時期もあったが、

進展はしなかった。

グローバル化がさらに発展し、貧富の格差が拡大し、ミドルクラスが激減した。

犯罪は減らず、テロにおびえ、白人警官は黒人容疑者におびえ、射殺する。

国外を見れば、中国が東・南シナ海で、ゴロツキ振りを発揮し、

中東のアラブ国家の秩序は崩壊し、

狂信的なIS国が、世界中に、毒をばらまき続けている。


こんな世界で良いのか。。。誰もがNOという。

なにか解決の手段があるのか。。。誰もが、NOとしかいえない状況である。

積極的に、なにかをしようと動いている国があるのか、

どうにも、ぼくにはそんな国があるとは、見えない。

中東に陸続きの欧州で、一番の大国ドイツは、

ただただ難民をどのくらい受け入れるか、という経済問題としか、

取り扱ってはいない。

テロに定期的に襲われているフランスは、悪しき思想には負けない、

みたいな精神論を唱えているだけである。

不思議なくらい、今の中東の問題に、欧州の国は沈黙し、

行動を起こそうとはしておらず、

アメリカの方を見ているだけだが、

そこには、オバマの無力な顔があるだけだった。

アメリカが積極的に取り組まないならば、なんで我々欧州の国が、

行動に出れるか、という、アメリカ頼り、

(もうひとつの事実ならぬ、もうひとつの)「アメリカ第一」主義である。


中東の平和に実の力を投じているのは、現在、西側の仮想敵国、ロシアであろう。


なにかが狂っている。

しかし、誰もが、正常に戻せない。

一番悪いのは、口先ばかりの美しい空論を述べて、幻想に酔わせ、

現実に直面することを回避する政治家であろう。


狂った世界は、正論では変えられない。

狂った、と見える壁論による、強烈な行動力、実行力がいる。

それは、「革命」と呼んでも良い。

吉田松陰は「狂」という言葉が好きだった、

松陰の「狂」を受け継いで、その思想を行動化した

高杉晋作は、「奇」という言葉を好んだが、

「奇」は「正」に対峙する考えである。


まどろっこしい導入をして、なにを言いたいのかというと、

トランプ大統領を見ていて、

彼のやろうとしていることは、「革命」を起こそうとしているのではないか、

ということである。

社会歴史的に、前進する「革命」ではなく、時代戻りする「逆革命」である。

現在が良くなく、昔の方が良かった、

それなら、昔に戻してみようじゃないか、

世界中の国が仲よくしよう、という博愛主義が、平和主義が、平等主義が、

実は偽善的な理想主義にすぎず、

世界のあちこちに怪物を生み出しているのなら、

この事実を見つめ、えせ民主主義を敵として、

シンプルな「国家主義」に戻って、世界を揺さぶってみよう、

世界中の国が、それぞれ「その国第一」の考えにもどり、

それぞれが切磋琢磨し、自己責任で、成功も失敗も身に受けるべきだ、

世界の警察だとか、世界に貢献する大国、などということに、

もうアメリカは耐えようとしない、

まずは、アメリカを良くするんだ、という単純で強力な目的を設定した。


トランプ大統領からみれば、オバマ前大統領の8年間、

アメリカを良くする、強くすることに役立ったと思われないから、

とにかく、オバマ大統領がやったことを、すべて元に戻す、

ということから、始めているように、思われます。



今のアメリカを変えるためには、

「狂」の字がつくくらいの気概がなければならないから、

トランプ大統領は暴言と嘘ばかりだ、とメディアが攻め立てるけれども、

本人は、気にもしていないだろう、

また暴言だ、と非難するメディアの側自体が、

まるでトランプ大統領に対抗するように、

暴言と極論、一方的な報道に偏ってカッカカッカしている状況に、

本心は笑っているかもしれない、

少なくて見ても、楽しんでいる様子に見えるのは、

ぼくが変人なのかしら。  ^O^


例えば、例の不穏なイスラム7か国からの入国を一時停止する、

という大統領令にたいする、すさまじいばかりの、世界の反応はどうだ。

「宗教による人種差別だ」という。

制限したのは、極度に政情不安な7か国だけである。

イスラム教への差別とは思わない、とイスラム国家のほとんどが、

この大統領令を問題にはしていない、という事実がある。

これは殆ど報道されないようだ。

英国のフィナンシャル・タイムズは、「アメリカは移民の国である、

その多様性が力の源泉である、それを否定することは、アメリカ

自身を否定することである」・・・とういうような、針小棒大な意見を

振りかざしていて、それと同様な反応をするのが、メディアや

世のインテリやセレブ(エスタブリッシュメント)だった。

おいおい、たった7か国からの三か月の入国停止、だよ。

それで、移民を否定するとか、多様性が失われる、

なんて極論を吐いて、これが正義です、なんて顔をしているのは、

どうかしてないかなぁ。

イランやイラクから移民を迎えなくても、世界には多くの国があり、

それらの国からの移民で、多様性などおつりがくるほど、満たされる。

それが正論と思っているらしいのだが、ぼくには偏執的で、

原理主義か教条主義かに見えてしまうのです。

言い方は拙いが、トランプ大統領の方がまともで、

批判する、良識ぶったメディアや知識人の方が、

節度なく、過激に、叫び、走る、全体主義者に見えてしまう。


例えば、メキシコの国境の壁のこと。

これも、トランプ氏に発案ではなく、すでに壁は過去から構築されており、

それが一部に滞っている状況、

過去のどの為政者も徹底した行動を取っていないので、

自分が徹底する、と言っているに過ぎない。

いくら壁を作っても、抜け道はいくつもあるよ、無駄な努力だ、

という意見は、語るに落ちることで、

不法侵入を認める言動に他ならない。

とにかく、「不法」にアメリカに侵入し、滞在している法の侵害者が

1100万人もアメリカに居る、

そして、多くは、もちろん、大都市にいて、

大都市の為政者は、彼らが入ってきたら、保護している、、、

不法移民を醸成している行為としか、一般的には映らないのだが、

どういうわけか。

移民は必要だが、「不法」はだめでしょ、

法治国家を標ぼうする限りにおいて。

法を破ることを見逃すだけでなく、保護するようになっては、

移民法が骨抜きになることであり、

法なんか守らなくても良い、という非民主的な不安定な社会を

つくることになってしまう。

今、手をつけなくて、どうする、という思いで始めたことでしょう。

この問題について、アメリカ側も煮え切らない態度で、

現実をやり過ごすしか能がなかったと同様、

メキシコ側には、アメリカのそういうスキをついて、

ほとんど真剣には取り組んでこなかった、

というのが、現実なのではないか。

メキシコから、麻薬が入り、犯罪者が入り、さらには今後は、

テロリストがメキシコ経由で入ってくる。

そんなの、カベを作っても、守れないさ、遠大すぎる目標だ、

と正論は言うだろう。

しかし、かって極悪犯罪都市ニューヨークを安全な街に変えた、

ジュリアーニ市長がとった、「割れれ窓」理論はご存じだろう。

『「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていない

という象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」

軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を

抑止できるとする環境犯罪学上の理論。』

とにかく、不法移民問題に取り組み、無くさなければならない、

それが「正規」の移民を守ることであり、増やすことだ、

と本気で、メディアも識者も考えないアメリカって、

おかしい。すでにタガが外れてしまっている。

そのことで、トランプ大統領を攻撃する人間は、

無法の国アメリカを作り上げたいというのだろうか。


例えば、国境税のこと。

トランプ大統領の「アメリカ、ファースト」からひねり出した悪策のように言う

メディアが多いが、これは共和党がすでに案件として抱え、提案しているもので、

トランプ大統領の発案ではない。

国境税の是非は、長く議論されているテーマであるようです。

「国境税の正式な名称は「仕向地(しむけち)主義キャッシュフロー(法人)税」
といいます。
現在の法人税は、多国籍企業に対し、本社所在地や収益を上げた場所(
源泉地)で課税するという考え方に基づいています。しかしこれだと、税率が
極端に低いタックスヘイブン(租税回避地)に形式的な親会社を置いたり、
利益移転したりすれば、課税を逃れることが可能です。
これに対し、国境税は製品やサービスが消費された場所で課税します
(仕向地主義)。その結果、タックスヘイブンを利用した課税逃れを防げます。
さらに、仕向地主義の下では、税制は貿易や企業の国際立地に影響を与え
ないといわれます。   (朝日新聞)」

タックスヘイブンや、グローバル企業の利益隠しにも対応する、

時代遅れの施策というより、もっとも現代的な課税策、かもしれないのです。

メディアや、識者の意見として、国境税はアメリカが実行しようとしても、

できないだろう、何故なら、WTOのルールに抵触するだろうから、

とお決まりの、国際機関の権威を持ち出して、権威たよりの論旨を展開、

その実現性を否定しますが、

トランプ大統領は、あっさり言います、

「それならWTOを脱退すればいい」、

世界最大の経済国の抜けた「国際機関」のWTOに、なんの力があるでしょう。

脱退した機関からの指示や罰則は、たんに無視すればいいのだから、

なんの役にもたたない。

ぼくは、国境税は実現可能だと思うし、

やるぞやるぞ、と言って、交渉を有利に進め手段として使うだろう、

と思うのですが。。。

ただひとつの例外、中国に関しては、もしかすると、国境税が実施されるかも

しれないという、予想もしてみたり。。。

中国対策は、これから姿を表すでしょうが、世界の関係地図ががらりと

変わるほどの震度をもたらすかもしれません。


民主党を支持し、今の世の中を変えたい、と思っている若者は、

クリントンではなくサンダース議員を支持していたようですが、

現在、かなりの数の若者がトランプ支持に転向している、

というニュースも目にしました。

極左から極右への転向のように映りそうですが、

誰が、本当に今の世を変えようとしているのか、肌で感じているのかも

しれません。


とにかく、トランプは面白い。

71歳で、世界一の激務を、こなしている、

しばらく目が離せませんね。


(当記事は、最近のマスコミの論調が一本調子で、

不愉快な気分になる記事が目立つので、

そのフラストレーション解放のために書いたものです。

読み飛ばしてください)





^O^


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隠れトランプ

トランプ大統領への評価ですが、大枠では9Pさんの評価でいいのではないでしょうか?

まだ始まったばかりなので、なんとも言えませんが、選挙期間中にぶち上げた政策を、こんなにも、愚直に実行に移す大統領は見たことがありませんね。

多くの識者は、選挙期間中の有権者へのデマゴーグは、当選したら、穏健な政策に修正される、と見ていましたが、そんな気配は全くなく、ストレート一本やりの投球です。

オバマは「CHANGE」を謳い文句にしていましたが、政策面ではサッパリ「CHANGEは見えず(オバマケアくらいか?)、トランプ大統領こそ、CHANGE を体現しています。

それにしても、米国のマスゴミは、米国の有権者の半分の支持があるトランプを攻撃するのが生き甲斐になっているようです。
誰が見ても、何もしそうも無いヒラリーより、トランプの方が良さそうに思いますが。

トランプの支持者は、職に溢れた負け組の貧困層も多いですが、実は最も多いのが「隠れトランプ」支持者です。
彼らはミドルクラス以上であり、表では「トランプ」支持を公言できない方々です。
この「隠れトランプ」がトランプ大統領を誕生させたわけです。

トランプが大統領に就任してまだ1か月ですが、就任1か月で、これだけ政策を矢継ぎ早に打ち出せる政治家なんて見たことがありません。
米国は強いリーダーを持てて、羨ましいですね!
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このキューピーさんの絵は奥さんのゴイ作です。
退職後、ロングステイ先を求めてタイにやってきたのが2008年。あせらず、あきず、あきらめず、いつまでも成長していける心で、豊かに生きることを願っています。産業カウンセラーの資格を退職後に取得。モットーは、あ・た・ま=明るく、楽しく、前向きに。

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