2011年10月16日から、このブログを書き始めました。 サマゴーンは、ラムカムヘン通りの北、ソイ110に位置する、 バンコクでも歴史が長い有名大住宅街(と言われているよう)です。 戸数、5000の、キング・プロジェクトで開発された、かなり大きなムー・バーンです。 ロングステイを一歩踏み込んだ生活となりましたので、 都心から離れ、しかし、まったくの田舎暮らしでもない、こういうところもいいのか、 と思って住み始めました。 さて、どんな生活になることでしょうか。

2016/05/06

日本病?

2日と6日の二日を有給休暇として、

大型10連休を取っているひとは、

どのくらいいるのだろう。

せちがらい世の中だから、案外、今日あたりは、会社へ出始めよう、

としているかもしれない。


連休前は、ドル円が111円台で、

いよいよ110円の攻防が視野に入ってきたのか、

休暇中の薄商いで、大きく変動する恐れもある、

と言われていた通り、

連休中、一挙に105円台をつけ、6円も円高になった。

休暇明けの雰囲気もある、今日金曜日は、米国の雇用統計に日でもある。

現時点でのドル円は、107円で、円安へ少しもどりつつある。

しかし、115円へ戻す勢いはまったく感じられない。

米国のルー財務長官が、ドル価格は現在適正である、

として各国の為替操作を管理する、

とくに米国に対して黒字が大きい、中国、日本、ドイツ、

そして韓国、台湾について、注視していくと発表して、

それらの国の為替介入を牽制しだした。

これに対して、その発表の直後に起きた、急激な6円という円高を受けて、

麻生財務相が、これは極端な「投機的」動きによるもので、

これが続けば、為替介入をする必要があり、

(アメリカの監視強化の精神に抵触するものではなく)、

断固実行する、と発言、

黒田日銀総裁も、再度(再々度、再々再度?)、

インフレ目標達成を阻害する状況となれば躊躇なく、

追加緩和を実行する、

という両横綱そろい踏みの(口先介入)記者会見をおこない、

昨日は、安倍首相も最近の円高を憂慮する、

という発言をして、

アベノミクスの唯一の宝、円安・株高をまもろうとと、

やっきの姿を見せている。

アベノミクスは、金融戦略、、財政戦略、成長戦略の3本足で、

デフレを脱却し、経済成長2%以上の日本を再生しようという政策だったが、

機能しているのは、「異次元緩和」の金融戦略だけ、という一本足打法で、

いよいよ3年の賞味期限を過ぎようとしている。

アベノミクスが失敗したら、一体、日本は、どうなるのか。


そもそも、金融緩和による円安から、大企業が空前絶後の収益をあげながら、

(この間、内部留保の額は300兆円、と言われる)、

なぜ従業員の賃金を上げないのか、

政府・日銀の明確な要請を受けても、

(企業努力による収益獲得ではなく、国策の円安による企業成長なのだから、

国の意向に従え、というのは妥当な要請と思われるが)

経団連ほかの企業団体が、強い指導力を発揮せず、

各企業は妥当な・大幅な賃上げを行わないのか。

国が再生するか、倒れるかの瀬戸際ではないか。


その理由が分からなかった。

そして、ようやく納得できる解説に出会った。

この状況を、慶大の金子勝教授は「日本病」と命名した。

日本の資本主義が変わってしまったのだ。

政府がいくら旗を振っても、企業はもう、動かない、、、動けないのだ。

高度成長時代の「ニッポン株式会社」、「日本社会主義」の手法は、

もう利かないのである。


金子教授は、日本の優良企業の「外資系」化が原因と指摘する。

バブル崩壊後の不良債権処理の失敗、国際会計基準の導入、

銀行や企業の株の持ち合いの解消などにより、

(国際環境、というより、米国環境に合わせた改革を行った?

日本式経営が散々に叩かれ、悪の根源のように見なされ、

さまざまが企業内改変も行われた、、、

完全に自信喪失した日本の企業社会、というのは、

その現場にいた僕の実感である)、

その結果、外国人株主の保有化率が上昇、

アベノミクスがさらに拍車をかけて、

多くの上場企業が、外国人保有率が40%以上の

「外資系企業」となった。

金子教授は、アベノミクスは『日本を取り戻す』のではなく、

『日本を売り渡す』政策だ、という。

外資系企業の特徴はなにか。

目先の利益率が追及され、賃上げや投資が抑制される。

企業そのものも売買の対象で、買うか買われるか、

ひっきょう、賃上げや投資をするより、内部留保を高め、

自社株を高めで、買われ難くする、相手の飲み込み易くする、、、

資本主義が変わってしまったのだ。

国内総生産(GDP)の停滞、ドル建てGDPの急激な減少(日本経済の地位低下)、

国際競争力の低下、雇用の非正規化、格差と貧困の増大、少子高齢化、

地域衰退、、、

バブル崩壊後続いた日本経済の「長期停滞」が、アベノミクスという劇薬で、

「長期衰退」という道に迷いこんだ、と金子教授。

「日本病」である。

そもそも、この人口減の時代、成長するという目標自体が無理ではないか、

つましく清貧に生きよう、という議論がることに対しては、

「生活の安定している年金生活者、学者、公務員には受けるが、

半分が非正規、失業の若いひとはそれでは済まない。

雇用創出産業をどうするか、まじめに考えないといけない」


以上、サンデー毎日の記事から、金子教授の意見を抜粋しました。

金子教授は、児玉龍彦氏と共著で「日本病 長期衰退のダイナミクス」

(岩波新書)という本を出版したばかり、とのことです。


なぜ大儲けの企業が、社員の賃金をあげるのに熱意がないのか、

その原因が、企業の「外資系」化にある、

日本の資本主義が、

もはやかっての「日本型社会主義」(終身雇用、年功序列、一億中流主義)

といわれるようなものではなくなったことは知っているが、

かくも「株主資本主義」になり果てているとは。。。

まだ企業の対応に期待していると思える、黒田日銀総裁や、安倍政権、、、

これからの日本、どうなるのだろう。







^O^


ポチッと、ひと押し、お願いします。

タイ・ブログランキング<

pagetop

コメントの投稿

非公開コメント

 経済にど素人の戯言

 難しいことは判りませんが経済で世界一になった日本をリードするのは科挙に受かった灯台出が主で創造能力はないからあれこれ期待してもお手本になる答えがないのだからこのままずるずる坂道を転げ落ちるのは仕方がないと思いますが・・・。
 車の生産で判ると思いますが海外旅行に行けばあっちこっちに日本の工場が、会社がありますから今でも結構賃金の高い日本での賃上げはまず世界と競争するには無理なのでは?
 私が乗船中は内航タンカーの大手は毎年って言えるほど賃上げしていましたが実態は傘下の子会社を絞り上げで儲けているだけで大手が運航している船は全て赤字だったようです。
 歴史的に見ればかっての世界ナンバーワンだったスペイン、グレートブリテンそしてアメリカだって斜陽国になっているんですから日本だけがいつまでもNo,1が続けられるって考える方がおかしいのでは・・・。
 ただ持っているアメリカ国債の額はどれくらいあるのかハッキリは知りませんが橋本さんがチラッと売る如何のこうのと漏らしたらアメリカから啖呵を切られてそのまま黙ってしまったようですが相当の額は保有しているんですからそれを戦略的に使えるのではと勝手に考えています。
 まああちこちで地震が多発しているようですが日本沈没さえなければ兵隊さんは賢くてしたたかなんですからそう気にしなくてもいいのでは。だってコリヤコリヤだって世界のならず者共産党独裁国家支那でも経済的にはガタガタだと思いますよ。
 半ボケの頭で又書いてしまった、気に触ったらゴメンナサイ。

マル経の亡霊

>金子教授は、児玉龍彦氏と共著で「日本病 長期衰退のダイナミクス」(岩波新書)という本を出版したばかり、とのことです。

本書はマクロ経済学と生命科学を組み合わせようとした、かなり無理のある本である。
そんな本を慶応大学の教授と東京大学の教授が共同で面白おかしくではなく、憶測と現実を混同した状態でどうも本気で執筆しているようなのだから、日本のアカデミズムにも赤信号がともっていると感じさせるのである。

本書はマクロ経済を理解している人でなければなかなかハードルが高いのだが、読めることができるなら、暴論の連続であることが分かってしまう。
しかし、アンチ自民党支持層にとってはウケルこと確実である。

某評論家によれば・・・・金子勝のようなマル経の亡霊を見ると「左翼には、こんな馬鹿しか残っていないんだな」ということです。
pagetop
サマゴーンの風に聞け
タイ・ブログランキング
プロフィール

im9p

Author:im9p
im9p = I am a Cupid. ^O^
このキューピーさんの絵は奥さんのゴイ作です。
退職後、ロングステイ先を求めてタイにやってきたのが2008年。あせらず、あきず、あきらめず、いつまでも成長していける心で、豊かに生きることを願っています。産業カウンセラーの資格を退職後に取得。モットーは、あ・た・ま=明るく、楽しく、前向きに。

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
お知らせ
お買いものヘルプ
DVDレンタル














僕の読んだ本、など
会津八一 鹿鳴集自註
幸福論 (岩波文庫)幸福論 (岩波文庫) (1998/01/16) アラン 商品詳細を見る
フリーエリア
サマゴーンの風カウンター
検索フォーム
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる