2011年10月16日から、このブログを書き始めました。 サマゴーンは、ラムカムヘン通りの北、ソイ110に位置する、 バンコクでも歴史が長い有名大住宅街(と言われているよう)です。 戸数、5000の、キング・プロジェクトで開発された、かなり大きなムー・バーンです。 ロングステイを一歩踏み込んだ生活となりましたので、 都心から離れ、しかし、まったくの田舎暮らしでもない、こういうところもいいのか、 と思って住み始めました。 さて、どんな生活になることでしょうか。

2016/01/10

『南総之力』、荻生徂徠


今、青山文平の本、2冊目の『かけおちる』を読んでいる。

その23ページめに、荻生徂徠の話がでてきた。

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儒学には縁遠い重秀だが、政(まつりごと)を宗教道徳の軛(くびき)から

解き放ち、経世学への道を開いた荻生徂徠だけは別で、とりわけ徂徠が

八代将軍徳川吉宗に提出した『政談』は擦り切れるほど読み込んだ。

そこに盛り込まれた人材登用策の骨格が、六十年も前のものとは信じ

られぬほどいまに通じていたからだ。

・・・・・・


いったいどうやって、学者が至言の数々に至ったのか、それを知りたくて

『政談』の背景を探るうちに『南総之力』に辿り着いた。

・・・・・・・

江戸に生まれ育った徂徠は、父親の放逐によって十四歳にして母親の

故郷である上総の本納村(ほんのうむら)に移る。以来十三年間、寒村

にあって、人のありのままの暮らしを身体に刻みながら、独学を続けた

ことが書を理解する力を深めたというのだ。都で書に囲まれているだけ

ではけっして得られぬその力を、徂徠は『南総之力』と呼んだ。

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荻生徂徠と言えば、忠臣蔵で、本懐を遂げた赤穂浪士46人に、

切腹を提言した学者として知られているのではないでしょうか。


荻生徂徠、に関して興味をそそられたのは、

桑原武夫の「論語」で、何人かの論語解釈が都度紹介されるなかで、

徂徠の言に、わかりやすさを感じたところでしょうか。

なお、桑原武夫の「論語」は彼の著書のなかで一番の出来、

他は読まなくても良い、という風に思っています。


しかし、なんといっても、荻生徂徠の名前が際立ってくるのは、

僕が外房の大網に住み始めたときからです。

すぐお隣の本納に、彼の史跡があったからです。


以前、一度訪れたことがありましたが、

その辺鄙な様子に、淋しく、こころ傷んだことを記憶しています。


木更津に向かう途中で、もう一度、寄ってみました。

その淋しさの中に、『南総之力』を感じてみたかったのです。



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ふるさと史跡めぐり
荻生徂徠 勉学の地
という道案内
車は近くの空き地に駐車して、
(空き地ではなく、どなたかの敷地でしょう。。。ごめんなさい)
徒歩で行く。

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右側の木で囲われた一か所が
史跡です。

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ここで大儒学者となる基礎を築いた、
『政談』にある。。。



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史跡地の内部です。


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狭いです。

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50坪くらい。

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その中に、住居の土台跡と、
庭など。


もう一か所の史跡、「徂徠の母の墓」も訪ねてみました。

この「学びの跡」からかなり離れたところにあります。


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意外なところに、小山に抱かれて村営の野球場がありました。
冬の陽のなか、(写真ではよくみえないのですが)、
大人と少年たちが、野球に興じていました。
お墓の場所がよくわからず(道にガイドがありません)、
野球をしている人たちに尋ねました。

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野球場の奥の端れの、
あの細い山道を少し登るのだとか、
足場が悪いので、気を付けて、と親切な方たちでした。

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木の看板で、
傾いでいます。

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おやおや、そうでしょう。



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かなり、「立派」な倒木です。
なぜ、処理しないんでしょうね。
(茂原市のホームページの「史跡」案内にも、
倒木あり、注意のこと、と書かれていました。
市が、史跡と認めるなら、倒木撤去してしかるべきかと)



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淋しい、ですかぁ。


荻生徂徠自身の墓は、

東京都港区三田四丁目の長松寺にあります。





^O^


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このキューピーさんの絵は奥さんのゴイ作です。
退職後、ロングステイ先を求めてタイにやってきたのが2008年。あせらず、あきず、あきらめず、いつまでも成長していける心で、豊かに生きることを願っています。産業カウンセラーの資格を退職後に取得。モットーは、あ・た・ま=明るく、楽しく、前向きに。

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