2011年10月16日から、このブログを書き始めました。 サマゴーンは、ラムカムヘン通りの北、ソイ110に位置する、 バンコクでも歴史が長い有名大住宅街(と言われているよう)です。 戸数、5000の、キング・プロジェクトで開発された、かなり大きなムー・バーンです。 ロングステイを一歩踏み込んだ生活となりましたので、 都心から離れ、しかし、まったくの田舎暮らしでもない、こういうところもいいのか、 と思って住み始めました。 さて、どんな生活になることでしょうか。

2015/11/15

あゝ、おまえはなにをして来たのだと・・・


先日、ゴルフ場で一緒にプレーした方は、

北海道から一週間のゴルフ旅行に来ていた人でした。

一人で、カートに乗ってプレーしていたのですが、

後半の9ホールだけ、一緒に回ることになりました。

「よろしくお願いします」

と日本語であいさつをして、

プレーの合間、合間に会話を交わす、という恰好になります。

聞けば、ゴルフ歴は長く、30代から40代でしょうか、

シングルの腕前だったと言います。

現在73歳、

痩せて、小柄ながら、かくしゃくとして、プレーぶりも安定、

けっこう飛距離もでます。

まだまだ、ゴルフを充分に楽しむことのできる技量と体力の持ち主でした。


面白かったのは職業で、オートレースのレーサーだったとか。

体力増進のために、仲間とゴルフを始め、

20年ちかく前から、タイに来はじめたそうです。

タイ語を使って、キャディさんと会話を楽しんでもいます。

僕が、もう8年になるけど、タイ語はからきしダメです、

というと、

なんで?

とあきれていました。

今回は、一人だけれども、年に2、3回はタイに来ている、

友達と一緒のときも多い、とのこと。

友達がいっしょだと、今でも、彼らがタイ女性と恋愛ごとをして、

大変なんだけれどもね、

と言って笑っている。

この方からみると、僕は、すごくすごく「うらやましい」のだそうだ。

35歳も若いタイ人女性と結婚して、ゴルフを楽しんで、

というところにだけ焦点があたっているわけで、

まぁ、そういわれても笑ってすませているだけなのだけれど。


僕からすれば、日本に家庭も仕事もあって、

(73歳なのに、自分が欠かせない仕事がある、とのこと)、

忙しい合間に、タイに来て、ゴルフを楽しんでいる、

この方も、とても充実している生活を送っている、

というような気がする。


また、ほかに、5年ほど前に、タイのユニコ・ゴルフ場で初めて出会い、

その後、年に数回、ゴルフ場で会うたびに会話をする方は、

四国の、もと運送業の方で、

今は、仕事を完全に止めたあと、

アパートを数軒持っていて、

その収入で、生活ができる、という方。

日本には、奥さんも家族もあって、そのまま、

自分はタイにコンドミニアムを買って、

35歳年下のタイ女性を囲って、ロングステイしている。

この人の場合は、ロングステイは、身体が丈夫でゴルフが楽しめる間だけ、

やがては日本中心の生活にもどる、という計画であるらしい。

まぁ、こういう方も、はっきり自分の描いた生活ができているわけで、

いい人生じゃないか、

と言えるかと思う。


石川啄木にこんな歌があります。

・ 友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻としたしむ


今は恵まれない状況の自分に対する哀しみを、

妻との生活の中に慰めながら、

それでもまだこれからさ、という活気がそこに込められた歌だと思います。

このような思いは、おそらく多くの人が経験したものではないでしょうか。


さて、ついこの間、偶然に、中学時代親しくしていた友人の

消息を知ることができました。

故郷の秋田ではなく、北海道に住んでいる、というのです。

自慢して言うのではないので、誤解してほしくはないのですが、

僕が学級委員長をしていたとき、彼が副委員長でした。

それで、二人は決してライバルというような関係ではなく、

温厚で優しい彼が、ちょっとあぶない感じの僕を、

いつも温かく支持してくれていたような関係です。


高校から、進む道が分かれ、

それ以来、忙しさにかまけて、一切消息を追おうということもなく、

ここまで来ていたのです。


インターネットで検索すると、

その彼が、北海道大学、大学院の教授だというのです。

ある分野で、日本の学界リーダーでもあるようです。

驚きと、喜びでいっぱいになって、彼に連絡したいと思いました。

しかし、残念ながら、メールアドレスもフェースブックも、

公開情報からは得ることができませんでした。


電話番号は、得ることができたので、日本帰国のあとに、

連絡してみようと思っています。

彼の方では、僕のことなど、覚えていない可能性は高いのですが・・・。

愛弟子の多い、大学教授では、大事な交際に忙しいに決まっているでしょう。

それでも、連絡してみたい。


中原中也に、帰郷、という詩があります。

その最終フレーズは、こうです。

・ ああ おまえはなにをして来たのだと……
 
  吹き来る風が私に云(い)う

帰郷


この詩も、現在の自分のいまだ満たされない状況の哀しみを、

吹き来る風と語り合っている風情があるのですが、

悔恨のなかにも、

まだまだこれからさ、という気概も熱いからこその詩だ、

とも言えます。


彼の消息が、

僕にも、お前はなにをして来たのだ、

まだまだ「生涯」というピリオドが打たれたわけではないぞ、

そういう思いをさせてくれた、

その感謝の気持ちを、

ふるき故郷の友人に、

伝えたいと思いに駆られているのです。






^O^


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このキューピーさんの絵は奥さんのゴイ作です。
退職後、ロングステイ先を求めてタイにやってきたのが2008年。あせらず、あきず、あきらめず、いつまでも成長していける心で、豊かに生きることを願っています。産業カウンセラーの資格を退職後に取得。モットーは、あ・た・ま=明るく、楽しく、前向きに。

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