2011年10月16日から、このブログを書き始めました。 サマゴーンは、ラムカムヘン通りの北、ソイ110に位置する、 バンコクでも歴史が長い有名大住宅街(と言われているよう)です。 戸数、5000の、キング・プロジェクトで開発された、かなり大きなムー・バーンです。 ロングステイを一歩踏み込んだ生活となりましたので、 都心から離れ、しかし、まったくの田舎暮らしでもない、こういうところもいいのか、 と思って住み始めました。 さて、どんな生活になることでしょうか。

2015/09/27

黒田三郎、戦後最良の恋愛詩集


僕は、たまたまにしか、現代詩を読まないので、

黒田三郎という詩人を知りませんでした。

佐古祐二さんの評論、『抒情の岸辺』という本で、

最初に取り上げられている詩人として、知りました。

「俗な市民」としての視線を崩さずに、試作に取り組んだ方のようです。

そして、彼が、のっぴきならぬ存在として、

迫ってきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

< もはやそれ以上 >

もはやそれ以上何を失おうと
僕には失うものとてなかったのだ
河に舞い落ちた一枚の木の葉のように
流れてゆくばかりであった

かつて僕は死の海を行く船上で
ぼんやり空を眺めていたことがある
熱帯の島で狂死した友人の枕辺に
じっと坐っていたことがある

今は今で
たとえ白いビルディングの窓から
インフレの街を見下ろしているにしても
そこにどんな違った運命があることか

運命は
屋上から身を投げる少女のように
僕の頭上に落ちてきたのである

もんどりうって
死にもしないで
一体だれが僕を起こしてくれたのか
少女よ

そのとき
あなたがささやいたのだ
失うものを
私があなたに差上げると


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

戦争をへて、すべてを失った、

どん底の詩人が巡り会った、

少女。

現在の、

黒田三郎夫人、

だそうです。

詩集、『ひとりの女に』には、

11篇の愛の詩がうたわれている。

詩壇の最高峰、

H賞を受賞しました。

人によると、戦後最良の恋愛詩集、

だそうです。




^O^


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退職後、ロングステイ先を求めてタイにやってきたのが2008年。あせらず、あきず、あきらめず、いつまでも成長していける心で、豊かに生きることを願っています。

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