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2011年10月16日から、このブログを書き始めました。 サマゴーンは、ラムカムヘン通りの北、ソイ110に位置する、 バンコクでも歴史が長い有名大住宅街(と言われているよう)です。 戸数、5000の、キング・プロジェクトで開発された、かなり大きなムー・バーンです。 ロングステイを一歩踏み込んだ生活となりましたので、 都心から離れ、しかし、まったくの田舎暮らしでもない、こういうところもいいのか、 と思って住み始めました。 さて、どんな生活になることでしょうか。

2015/06/13

地方創生基本方針、高齢者の地方移住後押し


千葉の外房の大網から、内房の木更津に通う日が、

何日か続きましたが、

ちょうど房総半島を横断することになります。

運転していると、人里はなれたと形容していいような場所に、

「癒しのセンター」とか「XXXコミュニティ」という名の建物が

建築中なのが見受けられます。


ああ、高齢者用の建物なんだろうな、、、

どうしてこんな淋しいところにポツンと建てるんだ、

まるで現代版「姥捨て」まがいじゃないか、

などと、勝ってな思いを抱いてしまいます。


さて、安倍政権の成長戦略の一環として、

地方創生基本方針の骨格がまとまり、

その中で、高齢者の地方移住を後押しする、と語っているようです。

謳い文句が必要で、CCRCというアメリカ版コンセプトを担ぎ出しています。

CCRCとは

CCRCとは退職後の「継続的ケア」を目指すコミュニティ、の意ですが、

上の記事によれば、

「CCRCは(1)高齢者が住みやすい大型施設を造る「施設型」

(2)狭い地域に個人住宅を集める「エリア型」

(3)小規模自治体全体で機能を担う「タウン型」――の3種類。

バリアフリー施設や見守りサービスなどを用意」

と記されており、なにやら官制文章臭ぷんぷんで、

箱作りの掛け声だけで、終わってしまいそう。


そもそも、高齢者へのケアの観点では、

新介護保険制度のもとで、普及が大々的に進もうとしている

「サービス付き高齢者向け住宅」という動きがあって、

これが、日本型CCRCの応えだったのではないか。

なんのことはない、法律で許される範囲最小の居室に、

大食堂で交流を図り、ディ・サービスも受けられる施設で、

介護保険手続きスタッフ付き、

提供側からいうと、家賃と介護サービスが同時に得られるビジネス・モデル

となります。


定年後、まだまだアクティブな老人には、それなりの活躍の場があり、

広い居住スペースも用意され、

援助が必要になれば、少しずつなりに、それが得られていく、

「継続するケア」のアメリカ版CCRCとでは、

まるでイメージが違います。


日本の政治家や官僚に、老人のことを真剣に考えてくれるなど、

期待してはいけない。

定年後もアクティブな生活を、より長く続けられるように支援すれば、

より健康な状態が続き、

社会への貢献も継続(少なくとも社会の負担は軽減)できる、

という当たり前のことも、

個人的に、一人一人の思いで、

やっていくしか、ないようです。


今日は、思わず、硬い文章になってしまいました。



高齢者の地方移住を促進する・・・

最近、海外へロングステイ、海外移住、

なんて流行らなくなってしまったのでしょうか。

10年前ほどは、スペインに移住村を作ろう、

という官民合作のアイデアもあった海外移住ブームだったのですが。。。


ロングスティ、

どのようになっていくでしょうか。






^O^


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シルバーコロンビア計画

>10年前ほどは、スペインに移住村を作ろう、という官民合作のアイデアもあった海外移住ブームだったのですが・・・・

正確には、30年前でしょうかねー?

1986年、通産省の役人が「シルバーコロンビア計画」を発表し、日本の高齢者を外国へ輸出するプランを作りました。

この役人は、かつてスペイン大使館勤務時代に、スペインの移住村で、ドイツ人やイギリス人の老人が優雅に暮らしているのを見て、日本人の移住村を作ろうと発想したようです。

時はあたかも、1985年のプラザ合意で、日本円が急激に円高に動いた時代であり、円高メリットを活かして海外でロングステイが支持されやすい環境にありました。

しかし、日本人には、スペインは地政学的には遠過ぎて、人気はイマイチに終わりました。

日本人に人気となったのはオーストラリアでしたが、中国経済の勃興と並行してオーストラリア経済も好調になり、物価高と、リタイアメントビザのハードルが高くなり過ぎて、現在では少数の富裕層だけの移住先に留まっています。

2000年以降、平均的な日本人に人気になったのが、マレーシアとタイ、フィリピンへのロングステイです。
日本との移動時間の少なさ、物価安、リタイアメントビザのハードルの低さ・・・・

しかし、2012年以降の急激な円安と現地の物価高で、東南アジアへのロングステイも転機を迎えています。
日本のスーパーへ行くと、商品の質の良さと価格の安さは今や東南アジアより上を行っています。

**1986年にシルバーコロンビア計画を構想した通産省の役人は、2008年に役所を退官しましたが、ご自分はスペイン移住はせず、1か月の旅行に留めたそうです。理由は、現在の円水準では現地で優雅な老後は送れそうにない、というものです。

 勝手にやってらー・・・

 責任は全くなしで予算をバラ撒くか年寄りの持っている少ない金を毟り取るために色々と官が思い付きでやる。今までの繰り返しというか黄金の国ジパングの形ですね。
 もっとも官に頼る方が悪いんで自己責任で何でもやって楽しまなきゃーですよ。タイへ移住してもう直ぐ5年ですが日銀の真っ黒けの政策の為替の影響は受けますがタイへ来て普通に、日本に居る時と同じ生活をしようと思わない限り私の場合はまだまだ物価は格安で楽しめます。
 ロングステイは結局は個人の考えで日本での生活スタイル、物の考え方にに固執している人たちには無理なのではないでしょうか?

Re: シルバーコロンビア計画

北畑さん、
大変親切なコメントありがとうございました。
私の記憶のいい加減さに、われながらあきれていますが、それを馬鹿にもなさらず、
訂正・補足・追加の情報をいただき、感謝しております。


> 正確には、30年前でしょうかねー?
これを、10年くらい前、というのでは私の脳味噌、カビが生えてしまっているようです。^O^
>
> 1986年、通産省の役人が「シルバーコロンビア計画」を発表し、日本の高齢者を外国へ輸出するプランを作りました。

そうです、xxxコロンビア計画、聞いたことがあります。私としては、新しい発想で、いいじゃないか、と感じたものです。
海外移住に、昔から、興味があったのです。
やはり、円高時代のプランだったのですね。

>
> 日本人に人気となったのはオーストラリアでしたが、中国経済の勃興と並行してオーストラリア経済も好調になり、物価高と、リタイアメントビザのハードルが高くなり過ぎて、現在では少数の富裕層だけの移住先に留まっています。
オーストラリアが人気になった時もあったのですね。
大橋巨泉氏の移住物語で、非常に高額な準備金が必要だということを知り、驚いたことがあります。
>
> 2000年以降、平均的な日本人に人気になったのが、マレーシアとタイ、フィリピンへのロングステイです。
> 日本との移動時間の少なさ、物価安、リタイアメントビザのハードルの低さ・・・・

ここから、私のロングステイの具体的な行動が始まります。
といっても、最初はアメリカのボストンとか、ハワイとか考えたのですが、リーマン・ショックで資金が減少して、アジアに目を向けた、という経緯がありますが。。。
>
> しかし、2012年以降の急激な円安と現地の物価高で、東南アジアへのロングステイも転機を迎えています。
> 日本のスーパーへ行くと、商品の質の良さと価格の安さは今や東南アジアより上を行っています。

そうして、今度は、日本の地方へ、高齢者を移住させようというわけですね!
(笑い)
円高、円安は、サイクルものですから、どうでしょうか。
まだまだ東南アジアの方が、、、と感じています。

本当に、コメントありがとうございました。理解を深めることが出来ました。

私の場合はガマンのとき、です。

トマックスさん、
日本と同じ生活を望まなければ、、、それはつねに正解だと思います。
トマックスさんの場合、それが自然にできている。。。というより、そう生活を描いて、実行されている凄さがあると思います。趣味が写真、タイ語の勉強、タイ・フード、タイ人との旅行、タイの文化と人に興味をもっている方ですから。コンドはすでにお持ちですから、実際の出費も限定的ですし、怖いものなし。
私の場合は、ちょっと事情が違って、、、ゴルフは日本に居る時より多くしたいし、タイ人妻が日本食好みなので、日本の食材を
必要としますし・・・。しかし、いつか円高になるでしょうから、今はちょっとガマンのときかな、と考えています。
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このキューピーさんの絵は奥さんのゴイ作です。
退職後、ロングステイ先を求めてタイにやってきたのが2008年。あせらず、あきず、あきらめず、いつまでも成長していける心で、豊かに生きることを願っています。

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