2011年10月16日から、このブログを書き始めました。 サマゴーンは、ラムカムヘン通りの北、ソイ110に位置する、 バンコクでも歴史が長い有名大住宅街(と言われているよう)です。 戸数、5000の、キング・プロジェクトで開発された、かなり大きなムー・バーンです。 ロングステイを一歩踏み込んだ生活となりましたので、 都心から離れ、しかし、まったくの田舎暮らしでもない、こういうところもいいのか、 と思って住み始めました。 さて、どんな生活になることでしょうか。

2014/01/20

「道草」を読み終える。


漱石の「道草」を読み終えました。


漱石がロンドン留学から帰国してから、

「吾輩は猫である」を書きだす直前までの、

自らの生活、生い立ち、を描いた作品です。

漱石の小説の題名は、なかなか意味深で、

ヒューマニックなものが多いと感ずるのですが、

この作品も、「道草」とは、言いえて妙です。


漱石夫人の鏡子は、悪妻、として漱石の弟子らによって

語られることが多いのですが、

確かに学者・文学者としての漱石を理解できず、

暖かな眼で夫を見る、

ということに欠けた存在ではあるようなのですが、

この本を読むと、それは漱石側も同罪で、

これほど妻にとって扱いにくい、悪夫もまたなかろう、

と思わせる日常の有様が、描きつくされています。


帰国後、教師としてしか職業の道の無い漱石は、

少ない俸給にもかかわらず、

自分の親類から金銭的支援をあてにされつづけ、

それを拒否できない彼の姿が描かれます。


飛ぶ鳥落とす勢いだった妻の父も、

さまざまな変遷を経た後、困窮に陥り、

彼を頼ってくる始末になります。


話の流れの主軸は、養父です。

養子に出された漱石ですが、その養父が女を変えて、

離婚して家を捨てる、という有様にになり、

やがて実家に引き取られることになります。


そのとき、養父との関係は、金銭で清算されていたのですが、

老い果て、頼るところの少ない養父は、

洋行帰りの大学教授の彼に、生活の無心にやってくるのです。


かなり、強欲であくどい性格は、老いて衰えることなく、

じわりじわりと、攻め込んできます。


そもそも、漱石は、親の愛に恵まれない人生を

歩んでいます。

相当の生活をしていた親ですが、

高年齢でできた子を恥じて養子に出されてしまいます。

実際は、口減らし、だったようです。

もどってきた漱石にたいしても、

「こどもを沢山もっていた彼の父は、毫も健三にかかる

気がなかった。今に世話になろうという下心がないのに、

金をかけるのは一銭でも惜しかった。つながる親子の

縁で仕方なしに引き取ったようなものの、飯を食わせる

以外に、面倒を見てやるのは、ただ損になるだけだった」



妻との関係、こうした親類との関係、、

また自らとの折り合いが、

この「道草」の中で、すこしづつ「転回」していくのです。


それは、漱石が大学教授の職を捨て、

職業作家に転身していく直前の姿を表しています。


九十七

人通りの少ない町を歩いている間、彼は自分のことばかり

考えた。

「お前は必境何をしに世の中に生まれて来たのだ」

彼の頭のどこかでこういう質問を彼に掛けるものが

あった。・・・・

「分からない」

その声はたちまちせせら笑った。

「分からないのじゃあるまい。分かっていても、

そこへ行けないのだろう。途中でひっかかって

いるのだろう」

「おれのせいじゃない。おれのせいじゃない」

・・・・・



養父に最後の手切れ金100円をやるために、

金策のあてのない彼は、

「ふとなにか書いてみようという気をおこした」

のです。

それが、職業作家になる、きっかけになったのかと

思われます。




人生塞翁が馬、なのかもしれません。。。




18日、土曜日、パイン・ゴルフに行ってきました。


IMG_4491.jpg



20140118golfkoy2
すごいフォロースルーです。
ゴイ曰く、360度を超える「400度」スイング
だそうです。。。
誰もが彼女のスイングを見て、矯正しようと
アドバイスします。オーバースイングは止めて・・・。
僕は、一切、耳を貸す必要なし、と彼女に言って
います。

20140118golfjun1
僕のほうは、これで、250ヤード以上飛びました。





^O^


ポチッと、ひと押し、お願いします。
タイ・ブログランキング
pagetop

コメントの投稿

非公開コメント

pagetop
サマゴーンの風に聞け
タイ・ブログランキング
プロフィール

im9p

Author:im9p
im9p = I am a Cupid. ^O^
このキューピーさんの絵は奥さんのゴイ作です。
退職後、ロングステイ先を求めてタイにやってきたのが2008年。あせらず、あきず、あきらめず、いつまでも成長していける心で、豊かに生きることを願っています。産業カウンセラーの資格を退職後に取得。モットーは、あ・た・ま=明るく、楽しく、前向きに。

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
お知らせ
お買いものヘルプ
DVDレンタル














僕の読んだ本、など
会津八一 鹿鳴集自註
幸福論 (岩波文庫)幸福論 (岩波文庫) (1998/01/16) アラン 商品詳細を見る
フリーエリア
サマゴーンの風カウンター
検索フォーム
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる