2011年10月16日から、このブログを書き始めました。 サマゴーンは、ラムカムヘン通りの北、ソイ110に位置する、 バンコクでも歴史が長い有名大住宅街(と言われているよう)です。 戸数、5000の、キング・プロジェクトで開発された、かなり大きなムー・バーンです。 ロングステイを一歩踏み込んだ生活となりましたので、 都心から離れ、しかし、まったくの田舎暮らしでもない、こういうところもいいのか、 と思って住み始めました。 さて、どんな生活になることでしょうか。

2013/06/08

日本の成長戦略と株価の変動

先日、ずいぶん古い本ですが、

「日本の電機産業 再編へのシナリオ」佐藤文昭 著

を読みました。

1980年代には、世界を席巻していた日本の電機メーカーが、

1990年代に入るととももに、

多くの誤った対策を撮り続けることによって、

みるみる中に、その力を失っていく様子が、描かれていて、

まるで自分自身が、

その誤った施策に加担していたかのような、

忸怩たる思いが迫真的に迫ってくる、本でした。


非常に簡略して言うと、

日本には、いまや、電機産業にメーカーが多すぎる、

ということなのです。

狭い、日本という市場に、7社も8社も、ひしめき合って

過当競争しており、

世界という市場をみつめて研究開発する、

予算も余力もない、という状況なのです。


銀行業界は、気が付けば、

あれほど大銀行(?)と思われていた銀行の群れが、

三菱、三井住友、みずほ、という3つのグループだけに

なってしまいました。


製鉄業界も、

新日鉄、住友金属、日本鋼管、川崎製鉄、神戸製鋼、、、

これらの大企業が合併し、

新日鉄住金、JFE、神戸製鋼の3つになっています。

(神戸製鋼は、近い将来、JFEのグループに入るかもしれません)


これらの合併・統合は、それをしなければ「生き残れない」

ということを真摯に考え、

最悪の状態になる前に、改革を行った、

ということだろうと、思います。


先の本は、日本の電機産業界も、もし生き残りをかけるななら、

今こそ大きな統合が必要だ、

日本には、2つの電機企業があれば良い、

という業界再編の提案なのでした。


昨日、バンカピのザ・モールに出かけました。

中にある、Power Mallという、

PCや家電製品を売っているコーナーを通りましたが、

TV売場では、

サムスン、LGという韓国2大メーカーに対して、

ソニー、パナソニック、東芝、シャープという

日本勢がひしめきあって、展示していました。


今や、家電では、日本の4社を足した分より

大きな売り上げをサムスン1社で上げています。


開発研究費にいたっては、

日本のメーカーが、赤字になるたびに、

構造改革と称して、リストラ・ダウンサイジングと、

研究開発費を削ることで、

無理やり「利益」を経常できようにする、

という方法で、一時しのぎを続けてきたために、

サムソン1社の研究開発費に、

4社あわせても、かなわない、という有様です。


これでは、勝負あった、というものではないでしょうか。。。


日本の、電機業界の合併・統合は、これまで、

部分的で、規模が小さく、不徹底きわまりない

新会社の運営が行われる、というのが実態です。


最近も、こんなニュースを読みました。


ジャパンディスプレイ 茂原工場に研究開発を集約


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日立製作所、東芝、ソニー3社の中小型液晶パネル事業を統合した

ジャパンディスプレイ
の大塚周一社長は3日、茂原工場(千葉県茂原市)に

研究開発部門と生産技術部門を集約すると発表した。

 研究開発部門はこれまで、3社統合前のそれぞれの拠点に点在。

世界最先端の生産ラインが敷設された茂原工場に研究開発部門などを

集めることで技術を磨き、シャープのほか韓国、台湾のメーカーと

競合する中小型パネル市場でのシェア拡大を図る。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


まったく、のんびりしたもんだ、と思いませんか?


何社かの部門を切りだして、統合、新会社として

スタートしたエルピーダやルネサスなども、

このようなあいまいさと、不徹底ぶりが、あるのではないか、

と疑われます。


電機産業、とくに重電部分ではなく、

家電産業が世界に生き残るためには、

もっと大規模な、産業の大編成は避けて通れない、

と思います。

A社 - 東芝、富士通、シャープ、ソニーの統合

B社 - 日立、三菱、NEC,パナソニックの統合

この2つの会社にする、というのが上記の本の提案です。


日本の成長戦略に、

このぐらいのことが起こる素地を用意しなければ、

迫力がない、と感じます。


じつは、下記の記事が、5月30日にでました。


成長戦略のロードマップ草案、来週発表へ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

多くの投資家は安倍首相が本当に経済改革を実行できるかどうか

疑問だと話している。

急騰を続けた株式市場は失速し始め、また日銀による大規模な

国債購入にもかかわらず長期金利は上昇しており、安倍首相は

圧力を受けている。

ある政府高官は、株高は安倍首相の経済政策に対する高い期待に

基づいていると指摘。

成長戦略で市場を失望させないようにしなければならない、と述べた。

政府はこの日開いた産業競争力会議(議長・安倍首相)で、

今後5年間を「緊急構造改革期間」と位置付けた。

これは、安倍氏がこの期間は首相の座にとどまり、自ら改革を

やり遂げる決意を示したものとみられる。


日本の首相は過去6年毎年替わっており、長期の政策イニシアチブを

遂行することが難しくなっている。

 一方、今後3年間の「集中投資促進期間」の計画については、

既に講演や記者会見で明らかにされている。

安倍首相は新たな構想を打ち出すよりも、発表済みの計画を

実施に移していく強い意志を明確にすることに力点を置く段階に

来ている。

 集中投資促進期間の政策の柱となるのは「産業競争力強化法」で、

今秋に国会に提出される見込み。

同法の制定で、業界の事業再編を促すとともに、

韓国のサムスン電子などグローバル企業と対抗できる巨大企業の

創設を目指す。


また同法により、政府支援のリース・プログラムを導入し、

企業が重い資金負担を負わずに新技術に投資できるようにする。

 成長戦略には、雇用制度改革の第1弾も盛り込まれる見通しで、

ハローワークの求人情報を民間企業に開放する。

さらに、女性を積極的に採用する企業に対する補助金や優遇税制を

打ち出す。

外国からの直接投資の呼び込みも重点項目として盛り込まれる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

安倍首相の成長戦略 第3弾のスピーチの内容が

伝わると、株価は一挙に下落、518円安で、

今年3番目の大きさの下落となりました。

いかに、そのスピーチが、拙いものであったか、

がわかります。

実は この成長戦略のまとめの発表で、

株の下落を、おしとどめて欲しい、と願っていた人が

多かったはずです。

ところが、完全に裏目に出て、

その日以来、3日連続で下落し続けています。


45分にわたるスピーチを録画で見ましたが、

いかにも官僚が準備した、総花的な内容になっていて、

どこにも、規制改革に切り込んだところがなく、

羅列されて将来計画の数値も、白々しくて、

信頼をもって聞ける類のもとは誰も思わないのではないか、

というしろものでした。


僕個人としては、前にも書きましたが、

最近の安倍首相のスピーチに、感心することが

多かったのですが、

今度もスピーチは、まったくの力不足だった、

と思わざるをえませんでした。


このために、不必要な、

アベノミクス懐疑論が、急激に広まりだして、

民主党が生き返り、

7月の選挙にも影響がでそうな心配が芽生えだしたりする

状況となりそうな気配さえみえます。


今日の、株式市場は、

昨晩中に、ドル円が98円から95円になった、

という流れで、

円高基調でしたので、また大幅な下落日になるのだろうな、

と思っていましたら、

昼過ぎから2つのニュースが入り、

買いモードに転換したようです。


ひとつは、

GPIFが年金運用見直し、国債低下・内外株増やす

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は

7日、2014年度までの運用割合を見直すと正式に発表した。

GPIFが計画途中で資産構成を変更するのは今回が初めて。

運用資産110兆円の大半を占める国内債券の割合を減らし、

国内外の株式や外国債券の割合を高めた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2,3日前に、今回の日本株大暴落の主犯は、

GPIFらしい、と書いたのですが、

この発表は、それを裏付けるものかと思います。

何故に、唐突の発表を、しなければならなかったのか。

ということです。


今日、いつもの急落のパターン、

午後、一度上げて、相場終了間際に、大幅な下落、

という動きが変わりました。


もうひとつのニュースは、

例のソロス氏が、

今週から、ドル買い、日本株買いに入った、

と、

絶妙のタイミングで、話がもれてきたのです。


ソロス氏の、

機をみるに敏、

集を動かすことに妙、

行動すること果断、

あきれるほどの才だなぁ、

と思いました。


金曜日ですが、

NY ダウが大幅の上げ、

ドル円も、円安方向にむけて、

97円台で推移しています。


来週から、日本の株式市場、

違った動きになりそうですね。






^O^


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大型上昇相場に調整は付き物です。

>バンカピのザ・モールに出かけました。中にある、Power Mallという・・・・

Power Mall ではなく、正確には「Power Buy」でしょうか?

米国の電機製品量販店のタイ法人です。(ヤマダ電機みたいなものです)

店舗の正面のベストポジションにはサムソン、LGの大型液晶TVが陳列され、日本メーカーの製品は奥の方に寂しく陳列されています。

日本の総合電機産業ですが、日立、三菱電機など家電をリストラし、インフラ整備事業&企業(工場)向け製品に特化した企業は業績が改善しています。

問題は、家電専業の電機会社です。
液晶・プラズマで躓き、死に体同然の状態です。今後は白物家電に特化して(夢が無さそうですが)行くしか道が無さそうです。

企業数の集約が急がれますが、日本は社会主義の国ではないので、アベノミクスでごり押しすることはできないのが難しい処です。
(韓国は社会主義ではないですが、こういう企業集約は国家主導でやるのが得意です)

日本株市場、円相場が乱高下していますが、これは昨年11月以降の上昇ピッチが異常に早過ぎた「反動」です。

デフレ経済からインフレ経済に転換する過渡期に特有の現象と言っていいでしょう。

相場と言うのは一直線で頂上を目指すものではありません。
上昇⇒調整⇒上昇・・・・・を繰り返しながら頂上を目指します。

現在は「調整期」です。
値幅調整と日柄調整があります。
「値幅調整」はピークから20~25%、日経平均で12,000円前後までの下落が予想されます。
円相場なら91円前後までの一時的な円高が予想されます。

「日柄調整」は3か月~6か月(信用取引は6か月)が予想されます。
値幅調整と日柄調整が終了しないと、次の上昇相場には向かわないのです。

1980年代後半のバブル相場でも、大きな調整が何度もありました。
極め付きはバブル相場の中間地点で起きたブラックマンデーです。
今回の急落よりももっと大きな暴落でした。
それでも、日柄整理が終われば、史上最高値まで上昇しました。

日々の株価の上下や円相場の上下には、後講釈で何とでも理由がもっともらしくつくものです。
あまり気にしないのがベターでしょう。

理想的な投資手法としては、最初の急落時(5月23日、24日)に、全ての保有株式、投信を処分し、数ヵ月後、調整完了時に「買い直す」というのがするのがベターですが、相場に慣れていない方には難しいでしょうね。

相場が荒れている目安を見るのに、日経ボラティリティ・インデックスがあります。

このインデックスが20前後になったら、調整が終わりになるというめやすになるので、チェックしておくといいでしょう。

http://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/profile?cid=4&idx=nk225vi

日経平均が13,000円を割れて、来週(10日~)以降、リバウンド局面に入る可能性がありますが、慌てて「買い」に入らず、日柄整理が終わる秋口まで静観されるのがベターでしょう。
リバウンドで14,000円になり、夏場に再度下落し、12,000円に下落する可能性が高そうですから。

米国FRBの出口戦略が難しく、いつ金融緩和が終了するのか?憶測ばかりで世界のマーケットは今後しばらく大揺れになる可能性が高いようです。
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im9p = I am a Cupid. ^O^
このキューピーさんの絵は奥さんのゴイ作です。
退職後、ロングステイ先を求めてタイにやってきたのが2008年。あせらず、あきず、あきらめず、いつまでも成長していける心で、豊かに生きることを願っています。産業カウンセラーの資格を退職後に取得。モットーは、あ・た・ま=明るく、楽しく、前向きに。

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