2011年10月16日から、このブログを書き始めました。 サマゴーンは、ラムカムヘン通りの北、ソイ110に位置する、 バンコクでも歴史が長い有名大住宅街(と言われているよう)です。 戸数、5000の、キング・プロジェクトで開発された、かなり大きなムー・バーンです。 ロングステイを一歩踏み込んだ生活となりましたので、 都心から離れ、しかし、まったくの田舎暮らしでもない、こういうところもいいのか、 と思って住み始めました。 さて、どんな生活になることでしょうか。

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2013/04/17

三国連太郎さん逝く。芸能と差別、娘さんの死。


三国連太郎さんが、亡くなりました。

90歳。

彼の人生の足跡を読むと、その圧倒的な生命力の沸騰に、

たじたじさせられる思いがします。

人間の業を、正面にむき出しに生きている感じで、

まさに「悪人正機」の親鸞が彼の宗教上の救いである

という世界。


親鸞の半生を描いた「白い道」という本を書き、

映画の製作・監督もしています。


今回、三国さんのことを思い出すために、

インターネットでいろいろな記事を読んでいました。


僕が、ああ、これが三国さんのひとつの姿か、

というあるエピソードがあるのですが、

それがインターネットでは見つからないので、

ここに書いてみます。


今から、15年前にもなるでしょうか。

僕が、まだ会社員として、頑張っていたことのことです。


ある仕事から別の仕事に移る、

ちょっとした緩衝時間があったとこなのでしょうか、

時間に余裕があって、

なんの気なしに、当時大流行していた、

様々な団体(新聞社が多かった?)主催の

カルチャー・センターの一日セミナーに参加しました。


後にも先にも、カルチャー・センターのプログラムに

参加したのは、これだけです。


新宿の、安田生命ホールだったと思います。


便利な場所だったのと、

三国連太郎さんが、講師のトピックがあったので、

参加してみようと思ったのでした。


最後の講師として、登壇した三国さんは、

私のようなものが、こんな講壇でお話しするなんて、

と、

もうもう、謙虚さを通り越して、卑屈にすら見えかねない

態度と姿勢で、話し始めました。


内容は、「芸能と差別」に関連したことでした。


一介の俳優でありながら、

芸能や役者の歴史、その位置付け、移り変わりなど、

これほどまでに研究して、すごいものだなぁ、

と感心したものです。


しかし、その、三国さんの思いとしては、

自分の生い立ちから、偶然の流れで生活の資を得る

ことになったのが、役者、という職業であり、

自分を生かしもし、殺しもするその職業が、

河原乞食から生まれた、蔑視の対象であった、

ということに運命を感じていたのではないでしょうか。

あるいは、天命、を。


そのお話の中で、あるエピソードを話してくれました。

三国さんに、娘さんがいて、音楽の勉強をされていた。

ある縁があって、銀座の老舗の息子さんと、

親しい仲のなった。

二人の間はトントンと話が進み、彼が彼女にプロポーズ。

三国さんも、OKをした。


しかし、銀座の老舗の両親は、

河原乞食の娘との結婚は絶対に許さない、

と強硬に反対。


娘さんは、自裁してしまいます・・・。


三国さんにとって、芸能と差別は、

歴史の問題ではなく、

現実の、目の前の悲劇の問題、なのでした。


それでも、彼は、役者でなけれならないのです。


あるインタビューに答えて、三国さんは言います。

「俳優とは、人間の全てを背負っていなければならない。

人に非ずして(俳)、人に優れる(優)、俳優は最後の仕事です」



業の人、と言えば、「山頭火」も心によぎります。

ただの酒乱が身を持ち崩したなれの果て、

というだけでは、これほどに、

しんしんと人の心を打つ句は残せなかったでしょう。


・分け入っても分け入っても青い山

・遠く遠く鳥わたる山々の雪

・遠山の雪も別れてしまった人も


遠山の雪とは、どの故郷のことか、

別れた人とは、あのひとのことか。。。







^O^


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河原乞食?

 三国さんの別の面をはじめて知りました。河原乞食、娘さんの自殺。自分の業、親鸞に惹かれた気が判るような気がします。
 作家、俳優を昔ながらの見方をし続ける人もいるんですね。
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このキューピーさんの絵は奥さんのゴイ作です。
退職後、ロングステイ先を求めてタイにやってきたのが2008年。あせらず、あきず、あきらめず、いつまでも成長していける心で、豊かに生きることを願っています。産業カウンセラーの資格を退職後に取得。モットーは、あ・た・ま=明るく、楽しく、前向きに。

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