2011年10月16日から、このブログを書き始めました。 サマゴーンは、ラムカムヘン通りの北、ソイ110に位置する、 バンコクでも歴史が長い有名大住宅街(と言われているよう)です。 戸数、5000の、キング・プロジェクトで開発された、かなり大きなムー・バーンです。 ロングステイを一歩踏み込んだ生活となりましたので、 都心から離れ、しかし、まったくの田舎暮らしでもない、こういうところもいいのか、 と思って住み始めました。 さて、どんな生活になることでしょうか。

2012/07/26

死ぬまで現役

日本滞在も、最後の夜となりました。

庭と垣根の手入れも、今日1.5時間ほど、猛暑の中で

行ったので、ほぼ目標を達成。

帰国の期間が16日なのですが、妻のゴイにはとても長く

感じられるようです。

始めは、メールで毎日会話をしていたのですが、

1週間も過ぎると、声を聞きたい、姿を見たい、

ということになり、skypeでの対話を毎日1,2回するように

なりました。

これは、時間を合わせなければならないので、けっこう

面倒です。。。

しかし、無料で、ビデオ通信できるのですから、

すごいですね。

skypeでつながって、しばらく会話をした後、

お互いに、本を読んだり、勉強したりするので、

その間は映像を点けっ放しにして、お互いの

様子をそばに感じながら、時間を過ごしたり

しています。

まぁ、バーチャルに、隣に座っているような、感じです。

(大げさ、過ぎますね)


日本に来ると、一人でもあるし、好きな本が山ほど

あったりするので、よく考えごとをします。


これから、どんな風に生きて行こうか、と。

2階の廊下で、ある本につまづいたら、それは

邸永漢さんの「死ぬまで現役」という本でした。

邸永漢さんが60代半ばに書いた本で、

こんな風に言っています。

「若い人から見ると、年寄りは昔から年をとっている

ように見えるが、本人にしてみれば、はじめて年をとり、

はじめて経験することばかりだから、年寄りとしては

新人にすぎない。

・・・・

いまは老人としての初体験をしながら、どうやって

老年期を上手にに生きるか、思案する立場に

置かれている。若い時は、あんなこともやりたい、

こんなこともやりたい、と夢がふくらんだが、一つ

年をとる度に一つずつ可能性を失い、

あれもやれなかった、これもやれなかったと、

夢が一つずつしぼんでいく。

こうなったら、夢をふくらませるより、夢がしぼまない

ように、ブレーキをかけながら下り坂を下りるより

ほかない。

そのためには今までやっていたことを、途中で突然

やめるよりは「死ぬまで現役」で押し通すほうが良い。」


ゴイに、あれも、これも、と目標が定まらないまま、

さまよう興味を、絞り込む必要の時期だと思う、

どうしたら良いだろう、

と相談すると、

そんなの簡単、英語と日本語に関して、もっと勉強して

もっと私に教えて!

とか。

実際問題として、

その二つに、ゴルフを一生懸命やれば、時間が足りなく

なるほどだ、と思います・・・。

でも、それだけじゃなく・・・、という気が、むらむらと、

押さえることができないのです。

今あるものを、継続し、深めるのも良いことですが、

いつも好奇心をもち、いつでも新たな挑戦をする、

というのも、

充実した熟年の生き方、だと思うのです。。。


邸永漢さんは「死ぬまで現役」の中で、せめて77歳まで

生きたい、と書いていました。67歳でこの本を書いたの

ですね、だから、あと十年は生きたい、と・・・実際には、

88歳まで生きられました。


20年あったら、なにか新しいことを始めても、

その道の、ベテランになれる、と思うのです。


しかし、基本的な、姿勢は、

「死ぬまで現役」、です。

現役の意味は、

その道の探究を継続している、

そして、それを通し、社会とのつながりを、保っている、

ということだと思います。



今年5月、満100歳で亡くなられた映画監督の

新藤兼人さんが、「午後の遺言状」(1995年)を

撮ったのは、82歳のときです。

杉村春子という優れた女優の最晩年の作品になる

ようなものを撮ってみたい、ということから企画された

映画なのですが、愛妻、乙羽信子さんの遺作、

となった作品です。

その撮影日記の付録に、こういうことを話しています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

老人になったからといって植物になるわけではないでしょう。

ぼくは人間が植物扱いされるということに反感があるんです。

年をとれば、気力が衰えてきたり、知能が衰えてきたり、

体力が衰えてきたりするけれど、神の摂理で、人間には

衰えたら衰えたなりにあるバランスが出てくるのではないかと

思うんです。

つまり才能というか、人間の出し得る力というか。

だから老人でも仕事ができると思っているんです。

かえっていいバランスが起きてくるのではないか。

そうすると、八十や、八十五になったって、仕事をすれば。

それはそれとして面白い才能が発揮されるのではないか

と思う。

仕事師としてですね。

僕は映画監督という特殊な仕事だけれども、ほかの

商売でもサラリーマンでもそこは同じだと思います。

生きるということの中では、自分が最後をきわめる

ということでないと、意味がないのではないかと思って

いるんです。

そういうものがテーマですね。

それを老人のテーマにしようと思った。

それは生きてきた値打ちを大事にするというような

ことなのかな。

「午後の遺言状」 岩波書店  
同時代ライブラリー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

関連して・・・。

国家公務員、55歳以上の昇給廃止 人事院が勧告へ
民間企業なら、45歳からやってるでしょう。
もっと革新的な面、人事評価の方法を公に議論しないものでしょうか。


英国政府は、2011年4月から、65歳としている民間企業の定年制を廃止
高齢者が年金で恵まれている、というなら、
これを実施したら、と言いたいですね。
高齢者で働く意思のある人は、死ぬまで現役で、
年金制度への負担を軽減できるのですから。



^O^





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 死ぬまで現役

 邸永漢さん、糖尿病にもかかわらず目標?の77歳を超えて
88歳まで長生きされたのですから、それも本当に死ぬまで現役で
ですから大したものです。私は100歳が目標ですが・・・。
 老人扱いされても心の中では昨日と同じ日は一つもなく
日々新たな日ですから青春真っ只中で楽しんでいるのと同じです。
そう思っていますが私は仕事柄陸に上がった河童ですから
社会との付き合いは今のところ皆無です。
 毎日楽しんでいる象さん文字の勉強が一段落ついたら
又考えようと思っています。それにしてもたかがタイ語が
蟻地獄に入ったのと同じで本当に遅遅として進みません。
その上日本人とはっきり分かる容貌が災いしているようです。
 敵さんは誰が見てもタイ人に見えるようでその点は
話せなくても得をしているよう?私が話しかけてもタイ語を
話しているとは思ってくれないようで・・・、最初の会話が
始まるまでちょっと時間が掛かります。それを超えれば
聞いて貰えるようですが人間の先入観って面白いですね。
 これからの生き方、時間はいっぱいあるんですから
とにかく象さん文字と仲良く出来たらそれからが
又新たな始まりだと思っています。終わりのない
底の深いお楽しみ、本の世界もそれまでお預け!
 電話、それにスカイプ本当に便利ですね。
タイからのは頭に008をつけて国番号81と続ければ
本当に格安、でもそれ以上がスカイプ、お互いに顔を、
姿を見ながら出来るので一緒にいるのと変わらないですね。
本当に便利な世界になったものです。
 人事院勧告の公務員、そして最低賃金の子供なら
笑って見向きもしない7円の上げ、ネットで批判的な事を
書いたら中小企業の事業主の方からそれでも大変なんだ
というコメントを頂きましたが今時そんなんでは
止めた方が良いとは書けませんし・・・?
 
 
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退職後、ロングステイ先を求めてタイにやってきたのが2008年。あせらず、あきず、あきらめず、いつまでも成長していける心で、豊かに生きることを願っています。

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